ドライヘッドスパをご存じでしょうか?
ドライヘッドスパは現代人にとって必要な癒しの技術です。
なぜなら、ストレス社会と言われる現代では、頭(脳)が疲れてしまっている人がとても多いからです。
今回はドライヘッドスパの「特徴・効果」についてご紹介します。
ドライヘッドスパの特徴

まずは、ドライヘッドスパの特徴についてご紹介します。
ドライヘッドスパのほかにも
- ヘッドマッサージ
- 頭皮マッサージ
- 頭ほぐし
など、様々な名称がありますが、どれも特徴や効果は同じです。
水を使わない
美容院などで行われている「ヘッドスパ」とは違い、ドライヘッドスパは基本的には髪の毛を濡らすことはありません。
特別な設備なども必要なく、気軽におこなうことができることがドライヘッドスパの特徴の一つです。
オールハンドの施術
ドライヘッドスパで必要なものは、施術をおこなう人の「手」と自分(セルフの場合)もしくは相手の「頭」のみです。施術をおこなう手さえあれば、ご自分の頭でも他の人の頭でも施術をおこなうことが可能です。
特別な道具が必要ないことも、ドライヘッドスパの特徴の一つです。
施術中に過度な力はいらない
全身揉みほぐしなどとは違い、過度な力は必要ありません。基本的に「頭」や「顔」は筋肉が薄く、強い圧をかけることはできず、また強い圧をかける必要もありません。
強い力も必要なく基本的に施術する人は座っておこなうので、力の弱い女性や体力に自信のない方にもおこなうことができます。
短い時間でも効果を発揮
ももの木スクールでは、40分~60分のドライヘッドスパの技術をお伝えしていますが、ご家庭でおこなうリラックスが目的の施術であれば20分程度でもじゅうぶんに効果を発揮します。
もちろん、何らかの不調の改善を目的としている場合は40分以上の施術が必要ですが、ご家庭で信頼関係の築けている家族同士のコミュニケーションやリラックスが目的であれば、20分程度の時間でもじゅうぶんに効果はありますし、ほとんどの方は20分以内に眠ってしまいます。
ドライヘッドスパの効果

つづいて、ドライヘッドスパの効果についてご紹介します。
脳疲労の解消
「脳疲労」とは「脳が疲れている状態」のことです。よく「心が疲れてしまった」といいますが、実は疲れてしまっているのは「心」ではなく「脳」なのです。
脳疲労を発症している例としては
- 元気がない
- やる気が起きない
- 無気力
- 集中力が続かない
- イライラしてしまう
などが代表的な症状です。
ドライヘッドスパでは、脳疲労の原因となる頭や周辺の筋肉をほぐし血流を良くすることによって、脳にじゅうぶんな酸素や栄養を送り、脳に溜まった老廃物を排出してくれる「脳脊髄液」という体液を流れやすくすることで、「脳疲労」を解消していきます。
自律神経のバランスの改善
さまざまな不調の原因は「自律神経の乱れ」が原因だと言われています。
自律神経とは、私たちの体内の働きをコントロールしてくれている神経です。
私たちの意思とは関係なく、呼吸・内臓の働き・体温などの生命維持に欠かせない体内の働きを24時間調整してくれています。
自律神経は、「交感神経と副交感神経」という2つの神経がバランスを保つことによって、体内の環境を正常な状態に保っています。
この2つの神経は、中枢神経と呼ばれる「脳」からの指示によりコントロールされますが、「脳疲労」により「脳」が適切な指示を出せないことによりバランスを崩してしまうのです。
この交感神経と副交感神経のバランスが崩れた状態が「自律神経の乱れ」なのです。
ドライヘッドスパは、「脳疲労」を解消することにより自律神経のバランスの乱れを改善し、正常な体内活動へと導きます。
睡眠の質の改善
さきほどご紹介した「脳疲労」と「自律神経のバランス」は睡眠と深い関係があります。
- なかなか眠りに付けない
- 寝ても途中で目が覚めてしまう
- 深く眠った感じがしない
- 起きた時に疲れがとれていない
睡眠に対するこのようなお悩みを抱えている人が急増しています。
睡眠の質の低下は、脳が疲れていることによって自律神経のバランスが乱れることにより、本来リラックス状態である睡眠時に脳が活発に活動してしまい起こります。
ドライヘッドスパは、「脳疲労」を解消し自律神経のバランスを整え、睡眠の質を向上させます。
眼精疲労の解消
テレビやパソコン、スマートフォンなどのデジタル機器は、現代の生活に欠かせないものとなりました。
その結果、
- 目の奥が痛む
- 目がかすむ
- 目の疲れを感じる
- まぶたがけいれんする
- 目の乾きを感じる
- ものが見えにくくなった
などの目に関する症状にお悩みの方が増えています。
また、このような目の症状から発症する
- 肩や首の凝り(こり)
- 頭痛
- けだるさ(倦怠感)
- めまいやふらつき
- 吐き気
などの身体の症状を訴える人も急増しています。
これらの症状の原因は「目の動きをつかさどる筋肉の疲労」です。
目の動きをつかさどる筋肉とは、「目の周りにある顔の筋肉」と「目のピント調節機能に関係する後頭部や首の筋肉」の2つがあります。
ドライヘッドスパは、どちらの筋肉にもアプローチをかけ、じゅうぶんな酸素や栄養を届きやすくすることによって疲労を解消します。
その結果、眼精疲労の解消となるのです。
アンチエイジング
男性も女性も、ある程度の年齢になると気になりだすのが「お顔の老化」ですよね。
お顔の老化現象と言えば、「シワ・たるみ・むくみ」などがあると思います。
「顔と頭皮は一枚皮」といわれていることをご存じでしょうか?
お顔の皮膚(肌)は、頭皮や頭の筋肉によって引き上げられています。
頭の筋肉が凝り固まってしまうと、頭皮やお顔の皮膚を引き上げることができなくなり、重力によって下がってきてしまいます。
その結果、お顔のシワやたるみとなってしまうのです。
また、頭やお顔の筋肉が凝り固まると、血液やリンパ液の流れも滞り、じゅうぶんな酸素や栄養がいきわたらなくるのと同時に老廃物も排出されません。
その結果、お顔のむくみやくすみとなってしまうのです。
ドライヘッドスパでは、凝り固まった頭やお顔の筋肉をほぐし柔らかく柔軟性のある筋肉へと導くため、頭皮が引き締まると同時にお顔のリフトアップにもつながります。
また、血液やリンパ液の流れをよくすることによってむくみを解消し、くすみのない肌を取り戻すことができるのです。
ドライヘッドスパは未経験からでも身に付けられる

ドライヘッドスパは、必要な道具も少なく気軽におこなうことのできる技術ですが、その効果はご家庭でのスキンシップからプロとしてのお悩み解消まで幅広い効果を期待できる優れた施術です。
また、扱う箇所が「頭・首・肩」に限定されているため、一般的な知識や技術であれば身に付けることは容易です。(もちろん更なる知識や技術の追求に終わりはありませんが)
そして、ドライヘッドスパは過度な力も必要なく施術者への負担が少ないため、性別や年齢に関係なく身に付けることができる施術です。
- 大切な家族を癒したい
- 家族の不調改善に役立てたい
- 人を癒す仕事がしてみたい
- 手に職をつけたい
という未経験の方から
- お客様に有益なオプションを提供したい
- 身体だけでなく心のケアまで提供したい
- トータルな癒しをメインメニューとしたい
という現役セラピストの方まで
さまざまな理由でドライヘッドスパを学ばれる方が増えています。
あなたもドライヘッドスパニストになってみませんか?